いつも話が前後してしまいますが。
雲南省の元陽より少し前、四川省の成都の宿にいたとき、「この数年元陽に潜伏している日本人がいる」と噂に聞いていた、まさにその日本人、山田さん(仮名)に、なんと元陽についたすぐに遭遇。
観光客がそれほど多くない元陽の街でもすでに風体は人民化しているので非常に見つけにくいお方なのだが(笑)
しかしどうも山田さんのほうでも手ぐすね引いて「酒飲みそうな日本人」を待ち構えていたようで、さっそく夜な夜な白酒のお供をするかわりに(?)一人では絶対にたどりつけないさらに辺境の村々へとあちこち案内してくれました。
その山田さんの毎晩の行きつけ、老四川食堂という繁盛店が元陽の街中にありまして、あんまり私が調子よくがぶがぶ飲むもんだからかなんだかわかんないけど、そこの食堂の一家ともすっかり仲良しになってしまい、毎晩毎晩閉店時間まで居座って、それはそれは盛大なまかない飯にありついていました(つまり元陽では毎晩タダ飯)。
毎晩家族やスタッフやどこからともなくあらわれるそのへんのオッサン達(いるよねー)やらとみんなでわいわい食卓を囲むのが、美味しくて、楽しくて、元陽にはつい、予定より長居してしまった。
その「楽しそうな感じ」の老四川家の人々写真をどうぞ。
(iPhone撮影で雑なやつごめん)
大黒柱、陳建一そっくりお父さん。(いきなりぼけててごめん)
奥は、陳健一のお兄さん。たまにふらーっとやってきて手伝う。
しかしこの人がなかなかの事業家で、この食堂を始めたのももとはこのお兄さんだし、他にもホテルやらなんやらいろいろ手広くやっているらしい。
こ2つの中華鍋の中で常に何かが休むことなくかきまわされている。
たいていは陳建一一人でかきまわしている。
寸分無駄のない動きでものすごいスピードで料理を仕上げていくのだが、ちなみに計ってみたところ1つの鍋でだいたい2~3分。2つ同時にまわっているので、3分で2皿は作る。朝から晩まで一日中鍋を振っている働き者なのだ実は。
重慶美人のお母さん(陳健一の嫁)。背が高くスタイル抜群。食材の店の前で客と相談しながら注文をとる。
さあ、仕事が終わったらメシだメシだ(22時ぐらい)。
いちばん左はどこからともなく現れ、まかないメシに紛れ込む近所のオッサン。
陳健一、これまたどこからともなく現れるその辺のオッサン(峰竜太)、お兄さん、お兄ちゃん嫁。
峰竜太は聾唖。そんなわけで全く中国語を理解しない私をいたく哀れんでか同情してか、毎晩やってきては私にビールをなみなみ注ぐ。
陳健一の兄と山田さんがガバガバ私に白酒を注ぐのだが白酒はきつすぎるからこっちにしとき、という彼なりの親切だと思われるが結局どっちもがぶがぶ飲むので同じです。
オッサンたちが唯一知っている日本語は「飲も飲も」。
お兄さんの二人目(再婚)の若い奥さん。
5月に赤ちゃんがうまれます。
この人がこの店で唯一英語がほんの少しだけ話せる、外人客獲得のためのキラーパーソン。
(店先でハロー、というだけで着実に客をつかむ凄腕(?))
ある日。
またある日。
こうやってご飯をよごしながらテーブルから溢れんばかりの大皿まかない料理をみんなでもりもり平らげます。
このパサッとしたご飯がまた妙にやみつきになるんだよねえ。
私のことが大好きなしゃおじぇその1。でも仕事に疲れすぎるとあまり遊んでくれない。
この日兄さんが作っているのは自分たちのまかないだけのための豚足の燻製と豆の煮たの。
けっこう年季が入った燻製だったので、今思えば私をもてなしてくれるためにわざわざ自宅から持ってきてくれたのかも。ありがとう兄ちゃん。
しかし厨房をでるとアホになる兄。(今日も峰竜太在席)
わたしのiPhoneをしっちゃかめっちゃかしてみんなで遊んでいる。
悲しいかな、お父さん(陳健一)に似てしまった娘(足の長さはお母さん似なのが救い)。
この女子は相当な過保護に育てられている老四川一家希望の星。
店のピークタイムに、二人のしゃおじぇがてんてこ舞いで働いていても、彼女は絶対に店を手伝わない(親が手伝わせない)。
でも、じつは素直で可愛い一面もあり、まったく憎めないヤツだったりして。
しゃおじぇその2。われながらフェルメールみたいだなと思うお気に入りの一枚(持っているのが手紙やミルク壺でなく包丁、というのがちょっと怖いですが)。
働いているときだけはかっこいい陳建一。
はいそんな感じで老四川のまかない飯の日々でした。
ごっそーさんでしたーーーっ。
中国すごっ!まかない食べてみたい。そして、そこに紛れ込んでる?いや、うちとけこんでいるabebeに乾杯!
返信削除すっかりあべちゃん現地人化してるww
返信削除あれ?どれ?って見直しちゃったよw
やっぱ団欒は良いね~
>riccaさん
返信削除いや、まじで紛れ込んでるだけだけです(笑)
>Nonさん
いや、してないって(笑)