中国は成都にいます。
四川省の省都。
成都はなんだかむやみやたらに巨大な街で、しかも一年中、一日中、霧と埃とでおおわれて日がほとんどささないらしく、街中にグレーと黄土色(まさに、だね)のチョークの粉をまき散らしたようなところです。
人々は相変わらずぺっぺぺっぺと痰をそこいらじゅうはいているのだけど、たしかに痰も吐かずにはやっておれんほど自動車の排気ガスで最悪に空気が悪い。
人と車が多いだけで何もない街殺伐とした街なのだけど、四川省の省都というだけあって、食べ物だけは抜群に美味しい(しかも恐ろしく安い)。
旅の中国語会話本を見てて知ったのだけど、山椒で辛いのを「麻」、唐辛子で辛いのを「辣」、と使い分けると言うこと。
四川なので当然そんな辛い料理ばっかりなんだけど、でもけっこう私、平気って言うか、もっと辛くてもOK、と思ったりするんだけど旅人だから辛さに手抜きされてるんだろうかしら。
ソウル以来ちょっと体調がすぐれなくて、味がちゃんとわかっていないだけなのかも(笑)
意外だったのは、けっこう中国人たら優しい人が多いと言うこと。
そりゃあもちろん天使のような韓国人と比べたら、だいぶ手強い人々なのですけど、期待値が低すぎたからかしら、お店で困った風にしてねばっているととりあえず「なんとかしよう」と働いてくれる(すぐには働かない)。
すぐぼられるけど。
12年前に中国を訪れたときにくらべたら、格段に働き者になっている気がする。彼ら。
世の中金でございますですね(笑)
滞在している宿がおもしろくって、成都という街は中国全土のちょうどまんなかへんにあるからか、中国各地からここにきて、中国各地を目指している、世界中の旅人の、中継点みたいになっている宿。
ソウルにはバックパッカーというのがほとんどいなかったけど、この宿は絵に描いたようなバックパッカーがうようよ。
私がちょっと話した人々だけでも、日本人の「ゴロツキ」の方々、やたらクソ生意気なノルウェー人の若者、淡々とビールを飲む物静かなドイツ人(後述しますけど中国でアクセス出来ないサイトに手軽にアクセスする方法を教えてくれた)、見かけはレスラーのようだけど愛想はよいオーストラリア人、何がそんなにおかしいかしらないけどやたらゲラゲラ笑っているちょっと変わったイギリス人、あとちょっと仲良くなったのはマレーシア人のご夫婦。
マレーシアのこのご夫婦とこのあとタイ、インドネシア、と南下していく予定、という話をしたら、なんでマレーシアに来ないんだ、信じられない、必ず来なさい、とのことで、連絡先をくださった。
それで気づいたんだけど、こうやって旅先で知り合った旅人のお国に伺って、わらしべ長者的に頼るテク、は使える、かも(笑)
ご夫婦によると、お天気もよくて、一年中泳げるし、マレー人、華僑、インド系、入り乱れた文化だから、いろんな美味しい食べ物がいっぱいだわよ、とのこと。
おお、それは確かに楽しそう。
お仕事を聞いてみると、幼稚園を経営されているそうな。
おお、どうりで、お二人とも、いかにも優しさが全身からあふれでている感じ。
マレーシア、よし行こう。
さてここに滞在している日本人のゴロツキのみなさんをかき集めると10人以上になるのだけど(かなりでかい宿なのだ)、昨日の夜は、みんなでわらわら近所の料理屋にご飯を食べに繰り出した。12人いたかな。もっといたかな。チベットを目指している人が多いみたい。さすがに円卓にはまり切らなくて、長テーブルだったんだけど、出るわ出るわのあらゆる料理が、一瞬で平らげられました。どんだけ腹へってんの!
みんな一人旅の人々なので、一瞬ここで居合わせただけ、なんだけど、しかしこうやってみんなで食べるとほんとうにご飯がおいしい!
ゴロツキのくせに、良識のある方々ばかりなので、大変になごやかな食卓でした。
さて中国でやっかいなのは、いろんなサイトにアクセス出来ないこと。なにが悲しいってこの自分のサイトにアクセス出来ないってこと。
当ブログにて愚痴ったら、いろんな方々に情報いただきました(ありがとう!)。しかしほんと、中国を実感。
とりあえずドイツ人の教えてくれたコレ、
http://eatmybrowser.com/
で大概のサイトはいけるようになりました。私のブログも上記でいけるようになった。
Twitterは上記でもダメなのだけど、いちおさんの教えてくれたこちらで見れるようになりました。
http://twitese.webbang.net/
Youtubeは上記でもダメで、今のところすべがない。
イタチごっこでいろんなものがダメになっているようなので、この情報もすぐ古くなると思いますが。
とりあえず今日はこの辺で。
次はパンダのこと書きます。
あと、メコン川が干ばつになっているのが心配。
船で景洪からタイのチェーンセンに抜けたいんだけど。。。
2010年3月29日月曜日
2010年3月28日日曜日
2010年3月26日金曜日
ソウルのおいしいものまとめ
ソウルのおいしいものまとめ。
一度あげましたけど、参鶏湯。「土俗村」。うまいっ!
一度あげましたけど、参鶏湯。「土俗村」。うまいっ!
でも大久保の松屋はけっこうこれに負けてないうまさだと思う。
あらためて松屋すげーと思った。
あらためて松屋すげーと思った。
明洞のどっかでなんだかんだ。
知人の知人にごちそうに。
いい年こいてバックパッカーなぞやっているちょっとおかしな女子を優しくもてなしてくださったご夫婦に感謝。
いい年こいてバックパッカーなぞやっているちょっとおかしな女子を優しくもてなしてくださったご夫婦に感謝。
しかしたまに誰かと食事をするとほんと楽しいな。
今後も「知人の知人テク」で世界中のおいしい食事にありつこう。
Abebeブログを読んでくださっているインターナショナルな読者の皆様、世界各地のお知り合いをどしどしご紹介くださいませ。
今後も「知人の知人テク」で世界中のおいしい食事にありつこう。
Abebeブログを読んでくださっているインターナショナルな読者の皆様、世界各地のお知り合いをどしどしご紹介くださいませ。
広蔵市場の「姉妹家」でユッケ。

これは猛烈にうまい。
牛肉の、赤肉の、生の、ただそれだけの、この甘み!
東京ではまずもって味わえないでしょう。
広蔵市場の屋台街はめっちゃ楽しいです。
牛肉の、赤肉の、生の、ただそれだけの、この甘み!
東京ではまずもって味わえないでしょう。
広蔵市場の屋台街はめっちゃ楽しいです。
「ホレ姉ちゃん、トッポキ食っていきなんせー!」
さて、ソウルにおける「知人の知人テク」第2弾です、韓国人の李さんに連れ回されソウルを食べたおすツアースタート。
まず鐘路のどっかでサムギョプサル。
若者で大賑わいの店だった。
サムギョプサルのあと、どっかで「たらの鍋」。
たらの鍋のあと、現地リーマン御用達居酒屋で「いきたタコ」。
こちらは動画でご覧いただきましょう。
こちらは動画でご覧いただきましょう。
このタコがすごい、ゲソの吸盤が、口の中でぴったんぴったんひっついてくるんである。恐怖。
でもこのこのにはチャミスルとマッコリで十分に酔っばらっているのでそんなこともただ楽しいだけ。
でもこのこのにはチャミスルとマッコリで十分に酔っばらっているのでそんなこともただ楽しいだけ。
そしてうまい!
タコと同じ店でエイの腐ったの、「ホンオフエ」。
タコと同じ店でエイの腐ったの、「ホンオフエ」。
Wikiにものすごそうな食べ物のように書いてあるけど、ソウルのこれは、ぜんぜん楽勝。
店の雰囲気はこんな。
李さんは極東軍事問題、日本との間の問題など、韓国人がどう考えているかというようなことをいろいろ話してくださって、いやほんといろいろ教わった&深い思慮に感銘をうけた。優しいということは教養があること、と誰かが言ったのを思い出したけど、まさにこういう問題にはソレがあてはまる。
しかも上記3軒全部ごちそうになってしまった。なんだかすいません。。。でもありがとう。。。
ハイとりあえずそんな感じデス。
2010年3月25日木曜日
北朝鮮
北朝鮮行ってきました。
なんていうと「えええ???」と思われるかもしれませんが、38度線の板門店でアッチ側に一瞬足を踏み入れることができるのです。
ソウルから、たったの1時間で行けてしまうところ。
ツアーバスに乗り、出発を待っていると、寺山修司の映画「田園に死す」のお母さん!!!と一瞬で想起させるものすごい白塗りの、英語ガイド(韓国人)が乗り込んできてギョギョーーッっとした。
願わくば、わたしのパフかなんかでもってその塗ってるところと塗ってないところの境界線をせせとのばしてあげたいよと強く強く思った。
もう一人、日本語のガイドも乗り込んできて、そっちの方はこざっぱりしたメイクの切れ長韓国美人であったんだが、メイク、教えてあげればいいのに、、、と思ったもんだが、どうもこの二人はあまり仲がよろしくなさそうであった。
きのせいかもしれないけど。化粧の趣味が違うとなんとなく打ち解けあえない、ってのは、女にはあるような気がする。
洋服の趣味よりも深いところで。
それにしても「田園に死す」はものすごい映像がてんこ盛りの大傑作なので、まだごらんになってない方は是非見てください。
あらなんだかすごく脱線しちゃった。
さて、こちらは北朝鮮側の村が一望出来る展望台にて。
遠くに見える山はもう北朝鮮です。
北朝鮮の山々は、どこもはげ山。
燃料がないので木を切って燃料にしたとか、警備のため見通しをよくするためとか、段々畑をつくるためとかいろいろ言われているようです。
お昼休憩の場所でどこからともなく「ぬぼっ」と現れ、私のにおいをかぎに来たチャウチャウ。
ちなみにわんこは国境関係なく自由に出入りできるそうです。
犬に出来てなぜ人間にできぬ。
さていよいよ板門店。
むこうの建物の玄関口にちらっと見えるのは北の兵士。
まかりまちがっても脱北なぞしないよう、えーとこのボンボンがこの任務に当たるようです。
はいこれはもう北に入ってます。北側から撮影しましたですよ!
真ん中のコンクリが国境線。こっちは北朝鮮。あっちが韓国。北朝鮮におります。
記念撮影されまくるも微動だにせず厳戒体勢で任務にあたる韓国兵。
ちなみに韓国兵の真っ黒のサングラスは「目」で北側の兵隊とけんかしないためだそう。
実際、過去にお互いメンチ切り合っていざこざに発展、というのがよくあったらしい(笑)
韓国の側のほうの兵隊さんも、まかり間違っても北に亡命なぞしないよう、えーとこのボンボンだそうです。
経済的に裕福な家であることに加えて、高学歴で、身長175cm以上、という条件があるそうな。
韓国人女性の間では、結婚するなら板門店駐屯の兵隊に限るワヨ!と言われているほどモテNo1地位にある彼ら。
とはいえここは、過去にほんとうに何度も流血沙汰のある、まさに朝鮮戦争最前線な場所であって、ご苦労なことである。
ちなみに、冗談でなく、北側の兵も昔は身長制限があったそうですが、猛烈な飢餓が国土を襲っているので(300万人が餓死、というほどの)、人民の平均身長は年々小さくなる一方なわけで、それでもって今はアッチの兵には身長制限がないんだってよ。
おみやげ屋なるものがしっかりとあり、北朝鮮産のビールと焼酎をゲット。
ほ、ほんとに飲めんの?とおそるおそる口にするも、どっちもまぁ普通に飲めたものである。
焼酎のほうは、なんとなく通奏低音のように韓国でいつもにおっている「コーン」のにおいが非常に強い。
でもなんだかなんとなく飲んでてなんか怖い。
以上、板門店レポートでした。
北朝鮮を実感して、朝鮮半島に向かってがっと目が開く、という気持ちがしました。
なんていうと「えええ???」と思われるかもしれませんが、38度線の板門店でアッチ側に一瞬足を踏み入れることができるのです。
ソウルから、たったの1時間で行けてしまうところ。
ツアーバスに乗り、出発を待っていると、寺山修司の映画「田園に死す」のお母さん!!!と一瞬で想起させるものすごい白塗りの、英語ガイド(韓国人)が乗り込んできてギョギョーーッっとした。
願わくば、わたしのパフかなんかでもってその塗ってるところと塗ってないところの境界線をせせとのばしてあげたいよと強く強く思った。
もう一人、日本語のガイドも乗り込んできて、そっちの方はこざっぱりしたメイクの切れ長韓国美人であったんだが、メイク、教えてあげればいいのに、、、と思ったもんだが、どうもこの二人はあまり仲がよろしくなさそうであった。
きのせいかもしれないけど。化粧の趣味が違うとなんとなく打ち解けあえない、ってのは、女にはあるような気がする。
洋服の趣味よりも深いところで。
それにしても「田園に死す」はものすごい映像がてんこ盛りの大傑作なので、まだごらんになってない方は是非見てください。
あらなんだかすごく脱線しちゃった。
さて、こちらは北朝鮮側の村が一望出来る展望台にて。
遠くに見える山はもう北朝鮮です。
北朝鮮の山々は、どこもはげ山。
燃料がないので木を切って燃料にしたとか、警備のため見通しをよくするためとか、段々畑をつくるためとかいろいろ言われているようです。
お昼休憩の場所でどこからともなく「ぬぼっ」と現れ、私のにおいをかぎに来たチャウチャウ。
ちなみにわんこは国境関係なく自由に出入りできるそうです。
犬に出来てなぜ人間にできぬ。
さていよいよ板門店。
むこうの建物の玄関口にちらっと見えるのは北の兵士。
まかりまちがっても脱北なぞしないよう、えーとこのボンボンがこの任務に当たるようです。
はいこれはもう北に入ってます。北側から撮影しましたですよ!
真ん中のコンクリが国境線。こっちは北朝鮮。あっちが韓国。北朝鮮におります。
記念撮影されまくるも微動だにせず厳戒体勢で任務にあたる韓国兵。
ちなみに韓国兵の真っ黒のサングラスは「目」で北側の兵隊とけんかしないためだそう。
実際、過去にお互いメンチ切り合っていざこざに発展、というのがよくあったらしい(笑)
韓国の側のほうの兵隊さんも、まかり間違っても北に亡命なぞしないよう、えーとこのボンボンだそうです。
経済的に裕福な家であることに加えて、高学歴で、身長175cm以上、という条件があるそうな。
韓国人女性の間では、結婚するなら板門店駐屯の兵隊に限るワヨ!と言われているほどモテNo1地位にある彼ら。
とはいえここは、過去にほんとうに何度も流血沙汰のある、まさに朝鮮戦争最前線な場所であって、ご苦労なことである。
ちなみに、冗談でなく、北側の兵も昔は身長制限があったそうですが、猛烈な飢餓が国土を襲っているので(300万人が餓死、というほどの)、人民の平均身長は年々小さくなる一方なわけで、それでもって今はアッチの兵には身長制限がないんだってよ。
おみやげ屋なるものがしっかりとあり、北朝鮮産のビールと焼酎をゲット。
ほ、ほんとに飲めんの?とおそるおそる口にするも、どっちもまぁ普通に飲めたものである。
焼酎のほうは、なんとなく通奏低音のように韓国でいつもにおっている「コーン」のにおいが非常に強い。
でもなんだかなんとなく飲んでてなんか怖い。
以上、板門店レポートでした。
北朝鮮を実感して、朝鮮半島に向かってがっと目が開く、という気持ちがしました。
2010年3月24日水曜日
全裸御免
紹介させてください。
櫻っていーます。
今日生まれました。ほやほやです。
櫻と言います。
敬愛する、表参道の姉、大好きな姉御。酒飲み師匠。
彼女の腹から本日ひっぱりだされました。
難しい出産と聞いていたので、母子ともに元気でいることを聞いてほっとしました。
美女の母上でなく、お父上そっくりなのが心配なところですが(笑)
このあと今年、私の周りは出産ラッシュで、予定ではあと4人くらい、でてきます。
生まれてすぐに駆けつけて、阿部菌の洗礼をあびせられないのが残念ですが遠くで念じます。どのこたちも、どうか健康でありますように。。。
世界が平和でありますように。。。
櫻っていーます。
今日生まれました。ほやほやです。
櫻と言います。
敬愛する、表参道の姉、大好きな姉御。酒飲み師匠。
彼女の腹から本日ひっぱりだされました。
難しい出産と聞いていたので、母子ともに元気でいることを聞いてほっとしました。
美女の母上でなく、お父上そっくりなのが心配なところですが(笑)
このあと今年、私の周りは出産ラッシュで、予定ではあと4人くらい、でてきます。
生まれてすぐに駆けつけて、阿部菌の洗礼をあびせられないのが残念ですが遠くで念じます。どのこたちも、どうか健康でありますように。。。
世界が平和でありますように。。。
2010年3月23日火曜日
2010年3月22日月曜日
梵魚寺
釜山市街のちょっと北はずれの山肌にある「梵魚寺(ボモサ)」というところに行ってみた。「梵」な「魚」っていう名前に「釣」られていったんですけど。
ボンなウオ、で、ボモ、なのかな。
なんで「魚」なんかは知りませんケド。だってハングルでしか解説書いてないんだもの。
いやーこの寺、やたらに寂れてて、静かで、とっても素敵なところであったよ。
軒先につるしてある魚の風鈴がチロンチロンと鳴って。
日本の寺でも同じだけど、仏寺ってやっぱり心が静まるように出来てるのかしら。
神社ももちろん心が静まるところもあるけど、そっちはどっちかっていうと神様をよろしくあがめ奉って世の中がよろしくあれるように祈る場所って感じがするけど(自分とかあんまり関係ない)、寺はどうしても自分との向き合い、みたいなことに精神状態がもってかれるようにできてるるのかしらねえ。
韓国はもうキリスト教が多勢になってしまっているらしいけど、それにしたってまだまだ仏教はアジアの共通言語だなぁと、快い気持ちがした。
ほら、奈良のお山みたいでしょう?
何かつまった蓮の華の絵の着いた袋。これおはお供え物にするもののよう。
ぱたーん
ぱたーん
ボンなウオ、で、ボモ、なのかな。
なんで「魚」なんかは知りませんケド。だってハングルでしか解説書いてないんだもの。
いやーこの寺、やたらに寂れてて、静かで、とっても素敵なところであったよ。
軒先につるしてある魚の風鈴がチロンチロンと鳴って。
日本の寺でも同じだけど、仏寺ってやっぱり心が静まるように出来てるのかしら。
神社ももちろん心が静まるところもあるけど、そっちはどっちかっていうと神様をよろしくあがめ奉って世の中がよろしくあれるように祈る場所って感じがするけど(自分とかあんまり関係ない)、寺はどうしても自分との向き合い、みたいなことに精神状態がもってかれるようにできてるるのかしらねえ。
韓国はもうキリスト教が多勢になってしまっているらしいけど、それにしたってまだまだ仏教はアジアの共通言語だなぁと、快い気持ちがした。
ほら、奈良のお山みたいでしょう?
何かつまった蓮の華の絵の着いた袋。これおはお供え物にするもののよう。
ぱたーん
ぱたーん
お目汚し失礼いたしマスっ!
釜山から、高速バスだと3時間、船だと1時間、というところに巨済島(コジェ)という島がある。
朝鮮戦争の時にここに北側の捕虜を収容していたそうで、その跡地が公園になっている。
朝鮮戦争ったら大変だったんだぜ&捕虜の暮らしったらこんなにひどかったんだぜ、というプレゼンテーションをする場所なんだけど。
これがあああああっ!
だからといって、捕虜う○こしてるとこさらして笑いものにしちゃうなんて!!!
おめかしした少女が「いやーんクッチャーイ」なんて指さしながらおかーはんに記念写真とってもらっちゃったりなんかして。
いいんでしょうか、こんなもん、子供に見せて。
北側の奴らなんて、どうせこんな扱いで笑いものにしたったらえーねん、ということなんでしょうか、これは???
無学の我が輩にはその心がよくわからんけども、北対南、互いの国民感情について非常に興味を持ちました。いずれ帰国したらちゃんと勉強しよう。
しかし、いずれ朝鮮半島が統一される日のために、そしてそれがなるべく早く実現できるように、日本がちゃんと機能できるといいのだが。
ナルな彼が韓国人らしいなあ、と思っていたら、このあと交代して、もっとナルにキメキメポージングの彼女の撮影がしばらく続いていた。
朝鮮戦争の時にここに北側の捕虜を収容していたそうで、その跡地が公園になっている。
朝鮮戦争ったら大変だったんだぜ&捕虜の暮らしったらこんなにひどかったんだぜ、というプレゼンテーションをする場所なんだけど。
これがあああああっ!
だからといって、捕虜う○こしてるとこさらして笑いものにしちゃうなんて!!!
おめかしした少女が「いやーんクッチャーイ」なんて指さしながらおかーはんに記念写真とってもらっちゃったりなんかして。
いいんでしょうか、こんなもん、子供に見せて。
北側の奴らなんて、どうせこんな扱いで笑いものにしたったらえーねん、ということなんでしょうか、これは???
無学の我が輩にはその心がよくわからんけども、北対南、互いの国民感情について非常に興味を持ちました。いずれ帰国したらちゃんと勉強しよう。
しかし、いずれ朝鮮半島が統一される日のために、そしてそれがなるべく早く実現できるように、日本がちゃんと機能できるといいのだが。
ナルな彼が韓国人らしいなあ、と思っていたら、このあと交代して、もっとナルにキメキメポージングの彼女の撮影がしばらく続いていた。
2010年3月21日日曜日
釜山2
そういえば、韓国ではプリペイドのSIMカードなぞというものは売っていないようである。
ま、これだけ野良電波が捕まれば、なんも困らないんだけど。
携帯ショップのお兄ちゃんに聞いたら、「ウチじゃわかんないけど友達のショップならわかるかも」とつれまわされるも結局そこでも「ダメやね」ということでまーつまりダメみたい。
電波よりも、もっとプリミティブな問題はハングルがさっぱりわからないこと。
ちょっとは勉強してきておけばよかった。
文字がわからないということがここまでやっかいなことだとは思わなんだぞ。
とくに地図や交通機関で地名を確認するのに漢字の併記が無い場合、非常に困ってしまう。
でももう文字はあきらめるとしても、とりあえず、挨拶の言葉ぐらいは、ソウルにたどり着くまでにスルスル出てくるようにせねば。
とりあえず今日は、「チョニョモルゲッソヨ!」をマスターしよう。
「チョニョモルゲッソヨ!=全然わかりません」(笑)
チョニョモルゲッソヨ、チョニョモルゲッソヨ、チョニョモルゲッソヨ・・・モゴモゴ
あと数字!これは明日やな。
日本語と一緒で俄然ややこしい。「イチ、ニ、サン、、、」「ヒトツ、フタツ、ミッツ、、、」「ヒトリ、フタリ、サンニン」と状況によって変わっちゃうアレ。無理か・・・
しかし昨晩、参鶏湯食べに行ったついでに、四面(ソミョン)の街を徘徊してみたのだけど、いやーここって渋谷やらといっしょやんねー、と思ってしまったよ。若者で大賑わい、彼らのファッションも、渋谷あたりにいる人々となんもかわらん。渋谷ほど小汚い若者はいないけど。
ちなみに釜山の物価は感覚的に東京の5~7割ぐらいってとこかな。
コンビニとかそこいら中にあって、そういう感じはほんとに東京の生活とぜんぜん一緒。
とりあえず釜山雑感でした。
今日はこれから、巨済島(コジェ)に行ってくる。
朝鮮戦争の時に、北側の捕虜を収容した島。その跡地が遺跡公園みたいになっているらしい。
私的にここが釜山ハイライトなんでだいぶ楽しみー!行ってきマース!
ま、これだけ野良電波が捕まれば、なんも困らないんだけど。
携帯ショップのお兄ちゃんに聞いたら、「ウチじゃわかんないけど友達のショップならわかるかも」とつれまわされるも結局そこでも「ダメやね」ということでまーつまりダメみたい。
電波よりも、もっとプリミティブな問題はハングルがさっぱりわからないこと。
ちょっとは勉強してきておけばよかった。
文字がわからないということがここまでやっかいなことだとは思わなんだぞ。
とくに地図や交通機関で地名を確認するのに漢字の併記が無い場合、非常に困ってしまう。
でももう文字はあきらめるとしても、とりあえず、挨拶の言葉ぐらいは、ソウルにたどり着くまでにスルスル出てくるようにせねば。
とりあえず今日は、「チョニョモルゲッソヨ!」をマスターしよう。
「チョニョモルゲッソヨ!=全然わかりません」(笑)
チョニョモルゲッソヨ、チョニョモルゲッソヨ、チョニョモルゲッソヨ・・・モゴモゴ
あと数字!これは明日やな。
日本語と一緒で俄然ややこしい。「イチ、ニ、サン、、、」「ヒトツ、フタツ、ミッツ、、、」「ヒトリ、フタリ、サンニン」と状況によって変わっちゃうアレ。無理か・・・
しかし昨晩、参鶏湯食べに行ったついでに、四面(ソミョン)の街を徘徊してみたのだけど、いやーここって渋谷やらといっしょやんねー、と思ってしまったよ。若者で大賑わい、彼らのファッションも、渋谷あたりにいる人々となんもかわらん。渋谷ほど小汚い若者はいないけど。
ちなみに釜山の物価は感覚的に東京の5~7割ぐらいってとこかな。
コンビニとかそこいら中にあって、そういう感じはほんとに東京の生活とぜんぜん一緒。
とりあえず釜山雑感でした。
今日はこれから、巨済島(コジェ)に行ってくる。
朝鮮戦争の時に、北側の捕虜を収容した島。その跡地が遺跡公園みたいになっているらしい。
私的にここが釜山ハイライトなんでだいぶ楽しみー!行ってきマース!
2010年3月20日土曜日
釜山
釜山に着いた。
韓国に来るのは2度目なのだけど、1度目というのは、計算してみたら17年も前のことだった。
なんとなく予想していたのだけど、お天気のせいもあるのか、ここは、のどかで、清潔で、以外に静かで、人もおだやかで、とても居心地がよい。
新宿の猥雑さに比べれば、韓国なんてどこもキレイなもんである(ってまだ釜山の街を一日あるいただけだけど)。
なんとなく予想していたのだけど、韓国が好きになった。来といてよかった。
宿は事前にとっていなかったのだけど(安宿ってネットで探しにくいことを発見)、港の観光案内所で、エヴァンゲリオンの綾波レイそっくりのかわいいおねぇちゃんが教えてくれた宿を訪ねてみると、ちゃんと、安くて広くて清潔で静かでオンドル完備な素晴らしいとこでした。ちっちゃくていかにも慎ましくて照れ屋な感じのオモニがにこにこしながら部屋に案内してくれた。
ホテルの名前は「ソウル」といいます(釜山なのに)。
1泊25,000ウォン。日本円で2,000円ぐらい。35平米くらいあるんじゃないかな。ほんと広くて気持ちいい。
ネット環境はないけど、簡単に野良電波がつかまってしまった。いまベッドの中でだらだらとこれを書いています。
釜山の街はどこでも簡単に野良電波がつかまるよう。
釜山で安宿を探していらっしゃる方には是非におすすめします。ホテル「SEOUL」。
国際線ターミナルから歩いて5分くらい。
旅は9日目。9日目とは思えないほど九州の日々が濃かったので、今日はもう何もしないで過ごそうと思います。
近くのcafeでサンドイッチをつまんだあと、コンビニでビールを買いこんで、お洗濯&韓国語の勉強&読書&寝る。
韓国に来るのは2度目なのだけど、1度目というのは、計算してみたら17年も前のことだった。
なんとなく予想していたのだけど、お天気のせいもあるのか、ここは、のどかで、清潔で、以外に静かで、人もおだやかで、とても居心地がよい。
新宿の猥雑さに比べれば、韓国なんてどこもキレイなもんである(ってまだ釜山の街を一日あるいただけだけど)。
なんとなく予想していたのだけど、韓国が好きになった。来といてよかった。
宿は事前にとっていなかったのだけど(安宿ってネットで探しにくいことを発見)、港の観光案内所で、エヴァンゲリオンの綾波レイそっくりのかわいいおねぇちゃんが教えてくれた宿を訪ねてみると、ちゃんと、安くて広くて清潔で静かでオンドル完備な素晴らしいとこでした。ちっちゃくていかにも慎ましくて照れ屋な感じのオモニがにこにこしながら部屋に案内してくれた。
ホテルの名前は「ソウル」といいます(釜山なのに)。
1泊25,000ウォン。日本円で2,000円ぐらい。35平米くらいあるんじゃないかな。ほんと広くて気持ちいい。
ネット環境はないけど、簡単に野良電波がつかまってしまった。いまベッドの中でだらだらとこれを書いています。
釜山の街はどこでも簡単に野良電波がつかまるよう。
釜山で安宿を探していらっしゃる方には是非におすすめします。ホテル「SEOUL」。
国際線ターミナルから歩いて5分くらい。
旅は9日目。9日目とは思えないほど九州の日々が濃かったので、今日はもう何もしないで過ごそうと思います。
近くのcafeでサンドイッチをつまんだあと、コンビニでビールを買いこんで、お洗濯&韓国語の勉強&読書&寝る。
2010年3月19日金曜日
縄文杉
屋久島ハイライト、縄文杉!!!
出発は4:10am。登る前に真っ暗スポットで星空を眺める。
夜空を埋め尽くす星。白く蕩々と流れる天の川。銀河。
せいぜいこの体は、小さな地球の上を蠢くだけだけど、心はいつでも宇宙の果てまでいけるのだ。うむ。
登山口でガイドのとみながさんと二十歳の女子大生コンビ、まいちゃん、ちかちゃんと合流。
どうしてこの年頃の女の子ったら、こんなにかわいくて、元気で、ちゃんとしてて、好奇心旺盛で、、。日本の宝である。素晴らしい。
おしゃべり好きのとみながさんから延々とくりひろげられる、島のこと、山のこと、木々のこと、苔のこと、シダのこと、岩のこと、水のこと、猿のこと、鹿のこと、家族や島の人や仕事仲間や観光客やらの人々のこと、、、などなどのトークの相手はまいちゃん&ちかちゃんにすっかり任せて、私は無口な女を決め込んでもくもくと登る。
私は若い二人に必死について行かなければならないわけであって、おしゃべりしている場合ではないんである。
なんといっても感動的だったのは歩き始め。
うす暗い森は、植物や岩の一つ一つが見えない分、森が全体として圧倒的な存在感で迫ってくる。
あとはもうてんやわんやな森がえんえん続いて、転んだり滑ったりしながら6時間弱あるいてやっとこさ縄文杉にご対面。
そしてご対面の感動もさめやらぬ間にささと帰路。
最初左足の付け根が痛くなり、そうこうしているうちに右足の付け根も痛くなる。
そのうち左足の膝が痛くなり、やがて右足の膝が痛み始める頃には、もうどれがどこの部分の痛みかわからなくなって何も痛くなくなるという不思議な状態に(笑)
でもなんとか、やりきったよ。けがもなく無事帰り着きました。11時間半ぐらいかかったかな?
まいちゃんちかちゃんとみながさんありがとう(泣)
その他写真こちらですー。
出発は4:10am。登る前に真っ暗スポットで星空を眺める。
夜空を埋め尽くす星。白く蕩々と流れる天の川。銀河。
せいぜいこの体は、小さな地球の上を蠢くだけだけど、心はいつでも宇宙の果てまでいけるのだ。うむ。
登山口でガイドのとみながさんと二十歳の女子大生コンビ、まいちゃん、ちかちゃんと合流。
どうしてこの年頃の女の子ったら、こんなにかわいくて、元気で、ちゃんとしてて、好奇心旺盛で、、。日本の宝である。素晴らしい。
おしゃべり好きのとみながさんから延々とくりひろげられる、島のこと、山のこと、木々のこと、苔のこと、シダのこと、岩のこと、水のこと、猿のこと、鹿のこと、家族や島の人や仕事仲間や観光客やらの人々のこと、、、などなどのトークの相手はまいちゃん&ちかちゃんにすっかり任せて、私は無口な女を決め込んでもくもくと登る。
私は若い二人に必死について行かなければならないわけであって、おしゃべりしている場合ではないんである。
なんといっても感動的だったのは歩き始め。
うす暗い森は、植物や岩の一つ一つが見えない分、森が全体として圧倒的な存在感で迫ってくる。
あとはもうてんやわんやな森がえんえん続いて、転んだり滑ったりしながら6時間弱あるいてやっとこさ縄文杉にご対面。
そしてご対面の感動もさめやらぬ間にささと帰路。
最初左足の付け根が痛くなり、そうこうしているうちに右足の付け根も痛くなる。
そのうち左足の膝が痛くなり、やがて右足の膝が痛み始める頃には、もうどれがどこの部分の痛みかわからなくなって何も痛くなくなるという不思議な状態に(笑)
でもなんとか、やりきったよ。けがもなく無事帰り着きました。11時間半ぐらいかかったかな?
まいちゃんちかちゃんとみながさんありがとう(泣)
その他写真こちらですー。
2010年3月18日木曜日
九州
ついに出発しました。
湯布院、小倉、博多、鹿児島をへて屋久島、その屋久島もあとにしてこれは鹿児島に戻る船の中で書いている。
屋久島までたどりついた日は大雨だった。
大雨って言うか豪雨。豪雨って言うか嵐。
島の言葉で「しまづあめ」というらしい。
島が雨で歓迎してくれているニュアンスを含む言葉なのだそう。
夜にはすっかり雨は上がり、暗闇にかえるがゲコゲコなくのだけがひびきわたる。
もうここはすっかり夏の風が吹いている。
世界各国の携帯事情とか、ネットのつなぎ方とか、どうしたものかしら、と、さんざんいろいろ研究したり悩んだりしたわりに、屋久島にきて、あっけなく、携帯もネットも完全につながらない状態に(笑)
でもこんな素晴らしい大自然な土地では、きっとそっちのほうがが都合がいいさ。
さて、ここまでの、おもしろかったことメモ。
湯布院のお湯ったら笑っちゃうほど熱かったこと。
私温泉史上最熱。
足の先から、そーーっとそーーっと体をお湯に浸していくのだが、全身浸しきるまでに、もう茹で上がっちゃうほどの熱湯。
湯布院の山奥は菜の花が咲き誇ってとても美しかったこと。
小倉で仲良しのKさんのアニソンイベントを手伝ったのだけど、マクロスFの歌姫、シェリルノームことMay'nちゃんのステージが見れてラッキーだったこと。
博多の豚骨ラーメン、「だるま」が、芸術的なまでに美しく完璧な味の豚骨で、ものすごい美味しかったこと。
強烈 but ピュア。東京ではけっしてありつけない味だ。博多にいく用事のある人は絶対に行くべし。
博多から鹿児島に行く夜行バスで、これからさあ寝るぞ、というバスなのに、後ろの席のやたら図体のでかいおっさんに「シートを倒すな」といわれてブチキレそうになったけど、そんなことで切れていてはこれから1年もたないと思い直し3秒くらいであきらめたこと。
どんな状況でも寝られるように鍛えねば。
鹿児島から屋久島に向かう高速船の中で聞いた、五嶋みどりのバッハ無伴奏ヴァイオリンがやっぱり美しくて感心。
持っている無伴奏ヴァイオリンの中では一番好き。今や一番好きなヴァイオリニストかも。五嶋みどり。2番しか録音してないのでもう是非にでも1番も3番も録音してほしい。
屋久島で友達のSちゃんと合流。Sちゃんの友達の「つやのねえさん」がやっている島の食堂「キッチンはまさき」でさんざんお世話になる。
麦味噌の仕込みを手伝わせてもらったり、庭で薪をくべて釜でメシを炊いたり(火の番ってなんであんなに楽しいんだろ)、つやのねえさんが絶対権力でもってシケている海だのに知人の漁師にわざわざ釣りにいかせた(つやのねえさんには誰もさからえないのである)鯖をたんまりいただいたり(塩も醤油もいらんほどに猛烈にうまい)、縄文杉を上るときはつやの特製豚味噌入り巨大おにぎりを4個ももたせてくれたり、、、。
つやのねえさんはとにかく素晴らしいのだ。箸が転げてもゲラゲラ笑っているほど、笑いすぎて死んでしまうんではないかと思うくらいにずっと笑っている。
笑っていない時があるとしたら、そういう時は誰かを叱っている(笑)そして軽のバンでもってスピード狂。何人たりともつやのの前を走ってはいけないのである。つやのねえさんを知らないのは屋久島ではおおよそもぐりといってよかろうほどに強いおっかさんなのである。物静かでさりげなく優しいおとうさんと対称的に。
そしてSちゃんというのはフードコーディネーターをやっているバリバリ働き盛りのいい女なのだけど、この人がまたつやのねえさんに負けず劣らずパワフルな女子であって(体のおおきさはつやのさんの1/3くらいなのだが)、2人の最強タッグを前にたじたじとなりながら日々、食のプロの2人が繰り出す滋味あふれる島の食事にじわじわと、そしてすっかり洗脳されてしまったのかもしれない、屋久島に着いたすぐの頃は「大変な人々のところにきてしまった」と戦々恐々としていたが、4日とは思えないほど濃密な島の毎日を、お世話になりすぎて、別れがつらかった。嗚呼。
今晩は博多で一息ついて、明日釜山です。
湯布院、小倉、博多、鹿児島をへて屋久島、その屋久島もあとにしてこれは鹿児島に戻る船の中で書いている。
屋久島までたどりついた日は大雨だった。
大雨って言うか豪雨。豪雨って言うか嵐。
島の言葉で「しまづあめ」というらしい。
島が雨で歓迎してくれているニュアンスを含む言葉なのだそう。
夜にはすっかり雨は上がり、暗闇にかえるがゲコゲコなくのだけがひびきわたる。
もうここはすっかり夏の風が吹いている。
世界各国の携帯事情とか、ネットのつなぎ方とか、どうしたものかしら、と、さんざんいろいろ研究したり悩んだりしたわりに、屋久島にきて、あっけなく、携帯もネットも完全につながらない状態に(笑)
でもこんな素晴らしい大自然な土地では、きっとそっちのほうがが都合がいいさ。
さて、ここまでの、おもしろかったことメモ。
湯布院のお湯ったら笑っちゃうほど熱かったこと。
私温泉史上最熱。
足の先から、そーーっとそーーっと体をお湯に浸していくのだが、全身浸しきるまでに、もう茹で上がっちゃうほどの熱湯。
湯布院の山奥は菜の花が咲き誇ってとても美しかったこと。
小倉で仲良しのKさんのアニソンイベントを手伝ったのだけど、マクロスFの歌姫、シェリルノームことMay'nちゃんのステージが見れてラッキーだったこと。
博多の豚骨ラーメン、「だるま」が、芸術的なまでに美しく完璧な味の豚骨で、ものすごい美味しかったこと。
強烈 but ピュア。東京ではけっしてありつけない味だ。博多にいく用事のある人は絶対に行くべし。
博多から鹿児島に行く夜行バスで、これからさあ寝るぞ、というバスなのに、後ろの席のやたら図体のでかいおっさんに「シートを倒すな」といわれてブチキレそうになったけど、そんなことで切れていてはこれから1年もたないと思い直し3秒くらいであきらめたこと。
どんな状況でも寝られるように鍛えねば。
鹿児島から屋久島に向かう高速船の中で聞いた、五嶋みどりのバッハ無伴奏ヴァイオリンがやっぱり美しくて感心。
持っている無伴奏ヴァイオリンの中では一番好き。今や一番好きなヴァイオリニストかも。五嶋みどり。2番しか録音してないのでもう是非にでも1番も3番も録音してほしい。
屋久島で友達のSちゃんと合流。Sちゃんの友達の「つやのねえさん」がやっている島の食堂「キッチンはまさき」でさんざんお世話になる。
麦味噌の仕込みを手伝わせてもらったり、庭で薪をくべて釜でメシを炊いたり(火の番ってなんであんなに楽しいんだろ)、つやのねえさんが絶対権力でもってシケている海だのに知人の漁師にわざわざ釣りにいかせた(つやのねえさんには誰もさからえないのである)鯖をたんまりいただいたり(塩も醤油もいらんほどに猛烈にうまい)、縄文杉を上るときはつやの特製豚味噌入り巨大おにぎりを4個ももたせてくれたり、、、。
つやのねえさんはとにかく素晴らしいのだ。箸が転げてもゲラゲラ笑っているほど、笑いすぎて死んでしまうんではないかと思うくらいにずっと笑っている。
笑っていない時があるとしたら、そういう時は誰かを叱っている(笑)そして軽のバンでもってスピード狂。何人たりともつやのの前を走ってはいけないのである。つやのねえさんを知らないのは屋久島ではおおよそもぐりといってよかろうほどに強いおっかさんなのである。物静かでさりげなく優しいおとうさんと対称的に。
そしてSちゃんというのはフードコーディネーターをやっているバリバリ働き盛りのいい女なのだけど、この人がまたつやのねえさんに負けず劣らずパワフルな女子であって(体のおおきさはつやのさんの1/3くらいなのだが)、2人の最強タッグを前にたじたじとなりながら日々、食のプロの2人が繰り出す滋味あふれる島の食事にじわじわと、そしてすっかり洗脳されてしまったのかもしれない、屋久島に着いたすぐの頃は「大変な人々のところにきてしまった」と戦々恐々としていたが、4日とは思えないほど濃密な島の毎日を、お世話になりすぎて、別れがつらかった。嗚呼。
今晩は博多で一息ついて、明日釜山です。
2010年3月15日月曜日
2010年3月13日土曜日
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