ウィーンに何しにいったかっていうとアーノンクール指揮でバッハのヨハネ受難曲を聴きに行ったんだけど、これはもう何ヶ月も前から予定していたので素晴らしい演奏であろうことは想像がつきすぎて逆に感動がなかったっちゃあなかったんだがそれでも見たことのないような古楽器がうようよ登場していておもしろかった。
それよりもラッキーだったのは、たまたま同じタイミングで内田光子のソロコンサートがあるのを発見してそれにも行けたこと。
ベートーベンと、シューマン。でも最後にアンコールでバッハのフランス組曲から1曲やったのだけど、それが一番超絶神がかっててすごかった。
内田光子はバッハをまだ録音していないので、内田光子のバッハが聴けるなんてとんでもなくラッキーなことと思うけど、とにかくもう恍惚となるようなすんばらしく優しい純金の細かいツブツブが大きく蓋をあけたピアノから静かに静かに撒き散らされているようなそんな演奏で、アレは私が知っているバッハの演奏の中でもNo.1だったかもしれない。なんて幸せな3分間だったことだったろう。楽友協会の悪趣味なキンキラが全くシャビーで可愛そうに思えてしまった。
ちなみに、これがそれです。フランス組曲、第5番、サラバンド。
しかしなんで内田光子、ベートーベンなんかやるんだろうね。。
ううむ、もっと知りたい、内田光子。
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