予想はしていたが予想以上にドバイには衝撃を受けてしまった。
もし東京から直行でドバイに行っていたら、それほどの衝撃はなかったはずだと思うけど、1ヶ月、エジプト、ヨルダン、シリアを徘徊して、しかも直前は4,000年の歴史を持つダマスカスにいた私としては、たった10年でこんなことになっちゃった街とのギャップが激しすぎて、もーほんと、毎日なんか見る度に目ん玉むき出しすぎてコンタクトがずれまくって大変でした。
とってつけたようなビカビカな街が、砂漠のまんなかに、ぬわわぁっ、と立ち現れ、悪趣味な超高層ビル群の間をぶっとい幹線道路が悠々と通り抜ける。海には奇っ怪な埋め立て地と奇っ怪なホテル群。煌びやかな高級ファッションやら高級家電ショップやらがこぞって軒を連ねるショッピングモールたち。
毎日毎日むき出しの金銭欲、権力欲をいやっちゅうほどみせつけられる非常に有意義な毎日を過ごしています。
人間って、愚かだなあ!まったく!
右のにょきーってなってるやつが世界最大の高層ビル、バージュハリファ。
何度もすみません。何回みてもすごいので。近くで見るとこうです。
160階建て(!)828m(!)。
展望台から見るとこうです。
そしてなんかウソみたいな埋め立て地、The Palm。
ヤシのふさふさのところは、全戸プライベートビーチ付きの戸建て高級住宅街です。
大きな地図で見る
ドバイで世話になりまくっているあきちゃん夫婦に、車で2時間弱のアブダビにも連れて行ってもらう。最近できあがったばかりのビカビカのグランドモスク。でかっ。白っ。
青い空、真っ白いモスク。いや、正直、なかなかに美しいのである。
こちらがモスク内。世界最大のシャンデリア(笑)と、世界最大の一枚絨毯(笑)、だそうです。
こちらあきちゃん夫婦。うむ、日本人にしてはなかなの着こなしではありますが、、、(つーかモスクのレンタルです、すいません)
しかしほんものにはかなわぬでしょう。ショッピングモールの高級チョコレートショップでお買い物を楽しむリアルアラブ夫婦。ちなみに奥にちらっと見えているマダムが普段のあきちゃんです(笑)
女性のイスラム衣装、チャドルは、一見みんな同じようだがよく観察していると人によっておしゃれかそうでないかがだんだんわかってくる。特に他の中東諸国にくらべればUAE女子達の着こなしったら断然エレガントである。ちょっとしたシルエットのちがい、素材の違い、黒の深さ、袖や襟の装飾、サングラスやバッグなどで競って差をつけるのだ。
帰りは砂漠地帯のラクダ放牧地帯を通って帰りました。
おうちに帰って行くラクダたち。
リアル会話でもつい「ぱねー」を連発しちゃうドバイの日々ですが、ところでぱねーッてどういう意味?とあきちゃんに真顔でたずねられたよ。
(発音の仕方まで問うてくる念の入れよう。)
この国もまた、まぎれもなく中東の一面であるからして、せっかく中東あたりを旅されているバックパッカーの諸兄諸姉におかれましては物価が高いだのバカバカしいだのと敬遠せずに是非ともこの国を訪れていただくことを願ってやみません。
嗚呼、己の愚かさを知るのに人一人の人生は短すぎる。
そして世界は無意味だなあ、感無量。
0 件のコメント:
コメントを投稿