2010年6月27日日曜日

エーゲ海で泳ぐ2

ギリシャの島は、サントリーニ島(Santorini)とフォレガンドロス島(Folegandros)にいってみました。サントリーニは有名な島なので今さら私が何をか言わんやという感じだけど、まー名声通りに風光明媚なけっこうな島でございました。
テッサロニキで出会った韓国人女子 Jiyoung といっしょだったのだけど、話題豊富でおしゃべりしていていっこうに飽きないあっぱれ女子であった。サントリーニの風光明媚さよりも彼女の挙動言動のほうがおもしろい、という感じで、あんまりサントリーニのことは印象に残らなかった(笑)
彼女も世界中旅してまわっているとのことであったけど、また会えるといいな。
今どこにいるかな、Jiyoung。


サントリーにでのお気に入りの一枚はコレ。


サントリーニの後、Jiyoungと別れて一人で向かったフォレガンドロス島は、一つ前の記事の写真のとおり大絶景の素晴らしい島だった。
小さくて静かな島だけど、どこまでも透き通った青と緑のグラデーションにいちいちため息が出てしまうような美しいビーチがいくつもあって、長居してても飽きないと思います。
あまり知られていない島で、観光客も少なく、ひっそりしているので、静かな島が好みの方、「とっておき感」がお好きな方、には絶賛オススメしたい島。

こんなぐあいで!




日本語の情報は、書籍もネットにも皆無に等しいですので、写真を見て行きたくなった人はぜひ連絡くださいねー!くどいほどに、詳細情報、ご提供申し上げます。

フォレガンドロスは小さい島だったけど思い出はたくさんできた。
まず、レンタカーしてみたこと。
いっぺんでいいからよその国で運転してみたいものだ、と思っていたのだけど、それが人口660人の車よりもロバのほうが多いんじゃないかと疑ってしまうひっそりした島で叶えられてけっこうなことでございました。
とにかく「右を走る」こと「ロバにぶつからないようにする」こと、を考えて一生懸命運転しました。

そして、この長い旅路、いっぺんはヒッチハイクなるものにどこぞで挑戦してみたいな、なぞとも思っていたのだが、借りた車を走らせてほどなくして、なんと、逆にヒッチハイクされた!しかも2回も!
まさか先に自分がヒッチハイクされる側になるとは思いもよらなんだよ。

最初に乗せてあげたのは畑帰りのおばあさんだったのだけど「ヒッチハイクされた記念」におばあさんの写真をとっとけば良かったなぁ、なんて悔やんでいたのだが、悔やむこと無かれ、後で気づいた、お礼にといって残していった採れたての畑のトマトがまさにそのおばあさんソックリだった(笑)
これ、この右から2つめのやつ。



もう一つ、ビッグな思い出は、島で超リッチなギリシャ人女子 Zoe と知り合ったこと。正確に言うとその女子の旦那さんが超リッチ、なのだが、なんか海底を掘る潜水艇のなんかする特殊な技術をもっている会社を経営しているらしい。彼女自身は、心理学者なんだそう。それもすげーけど。
Zoe 37歳、旦那さん61歳、という歳の差カップル。

Zoeに出会ったのは島の小さな港で(港なんだか、ただのビーチなんだか、というようなちいさな港)。
ボートでしか行けないとあるビーチがあって、そこにいくためのそのボートをうろうろ探していたら、猛烈なハイテンションで、「あなた、なにしてるの、こんなキレイなとこ、一人でいるのは良くないわ!(悪かったわね)アタシの船に乗りなさい!いいから、ちょっとだけでもいいから!」とおもむろにご夫妻の華麗なるクルーザーに乗せてくれたのである(なかば拉致)。

彼女の、それはそれは美しいクルーザーに乗ると、Zoeの友達、ということらしい、スウェーデンの家族がお先に乗っていらしった。
しかも、おとん+おかん+子供5人という大家族。
そして一番下のチビは、生後7ヶ月!
けっきょくその日は丸一日、豪華なクルーザーで、身分不相応さにソワソワしながらも、Zoe夫妻と、スウェーデンの大家族と、あちこちの美しい海で泳いで過ごしたのであった。

潜りのプロ、旦那さん。
スウェーデンのティーン達に、潜りの極意をレクチャー。
アンソニーホプキンスそっくりやで!

Zoeのクルーザー。
夏中この船で過ごすらしい。すげーなー、ギリシャの金持ち!

ちなみにこれはZoeのクルーザーのキャプテン。
ナイスヘアーじゃないですか!踊り出したくなります。(いやうそです)
世界中で貨物船の乗組員を長くやっていたそうな。
世界の中のどこの海が一番きれいなのか、と聞いたら、きっぱり、エーゲ海と、紅海、とのこと。
なるほどーーーそうなのかーーー、紅海、いかねば!!!

皆様、確かに、エーゲ海は、一生にいっぺんは泳いどいていい価値はあると思いますので、ぜひお試しください。まさに、限りなく透明に近いブルーです。すごいです。
トルコででも。ギリシャででも、どっちでもOKっす。


さて後日のことだけど、散歩の途中にたまたまみつけた、日没が美しい崖っぷちのバーに、ふらっと立ち寄ってみたら、なんとそこにZoeがいて、しかもその日そのバーはZoeの夫一族が集結してパーティ、というような状況になっていて、偶然の出会いにまたびっくり!さすがに私は、いいよいいよまたくるから、と帰ろうとするも、またしても Zoe に拉致られ、いちいち彼女の親族に紹介されて(「アタシの東京の友達なの!一人で旅してるのよ!」だって。ほんと調子いいなあ。)、非常に弱り果てました。
しかし、華麗なるギリシャの富豪一族と、若い嫁(まぁそうも若くはないかもしれないが)。確かにZoeにとっては、しんどいパーティなんだろう。(旦那さんの前の嫁とか、その子供とか、前の前の嫁とか、その子供とか、前の嫁はんのおかんとか、前の嫁の子供のボーイフレンド、とかそいうのがもううじゃうじゃいてはってですね。)「お願いだから、一緒にいて。」と人畜無害な旅ガラスの私を気休めにそばに置いておきたい気持ちはよくよく伝わったので、私の好奇心も手伝って、パーティ&パーティ後の場所を移してのディナーまで、観念してきっちりつきあった私であった。

やいのやいの。


しかしZoe大丈夫かな、今、一人で。
とっても楽しい時間を過ごさせてもらったけど、心配だなあ。
あなたのことは、忘れません、Zoe。


さてその他いろいろ。
島のレストランで食べられる手打ちパスタ。チーズがこってりかかっている。肉と一緒に食す。
っていうかパスタって言うかこれうどんじゃん!!!
麺だけで、売ってください!生醤油かけてたべますんで、ってかんじ。

ものすごいこっち見てきますねん。山羊とか牛とか。


アイスクリーム食べますねん。予想はついていたが、、甘過ぎるんですよ!


その他、いろいろ。フォレガンドロス、ほんとうに、美しい島であった。





4 件のコメント:

  1. @abebe
    Kyosuke です。お久しぶりです!
    写真見て、感動した!海、綺麗すぎる!
    9月にイタリア行こうと思っているんですが、ギリシャに変えてしまいたいほど!
    美しい景色があって、
    暖かい人たちに巡り逢って、なんてステキな旅なんでしょう!いいなー、いいなー!

    返信削除
  2. がぁぁぁぁ~。

    ステキ過ぎる景色に 夢中だ~。
    行きたくなります。

    行く時は詳細教えてね。
    一人旅は思わぬ人々に出くわすのが 楽しいよねー。
    逆ヒッチハイク いいねー。
    ヒッチハイクデビュー楽しみにしてます。

    インドでヒッチする場合は 男性または女性と2人でするのがオススメでーす。(相手が若いにーちゃんだと 一人じゃめんどくさい事が起こる時が多い。。。)

    ニコニコな旅を
    りょうこ 

    返信削除
  3. >kyo-さん
    9月にイタリア!なんすかそれ!
    あ、Hugoのアレとか?
    イタリアもえーーですよねえ。とくにシチリア。
    この4ヶ月、各地あっちゃこっちゃ行っておりますが結局シチリアを超えるところはないのではないかと疑っております。
    しかし、海の透明度だけでいえばシチリアよりもギリシャ、もしくはトルコのほうが上であります。
    旅の詳細が決まったら教えてね!


    >りょうこさん
    どうもですーーー!
    なんかもーほんと、「あっちゃーーーー。。。。」っていうかんじの海でした。
    しかし、インドでヒッチ!、、、、ぬぉーーーこえぇぇえーー。
    ラダックには、8月にほんとに行こうかと思っています!

    返信削除
  4. @abebe
    そうそう、Hugoのあれっす。
    恐らく9/16Verona in、23に帰国です。
    今年はあんまり長い休みが取れないから、Verona以外は行かないかなー。
    でも土日はレッスンないから南仏かスロベニアにでも行ってみようかと思います。
    また連絡しますねー。
    Kyosuke

    返信削除