2010年11月26日金曜日

シリアの城

エジプト、ヨルダン、シリア、をまわって今ダマスカス空港。
これからドバイに向かうところ。

イスラム教が24時間365日、生活のすべてを支配している国々。
異教徒であり、女であり、酒飲みである私には、「めんどくさい」以外のなにものでもない国々ですがまぁそのめんどくささを味わいに来たんでしょうな、ここには。勉強んなります。

長旅を続けていると、今更腹の立つことなんてほとんどなくなるワヨ、なんて悟ったようなつもりでいたが、それでも中東に来て心底胸くそ悪い、とういことが3回あった。心底。
たぶん、アフリカにいけばもっとあるだろう(笑)
頑張ろ、、、あたし。。

しかしここいらへんの国々は物価が非常に安いし観光資源も豊富なので旅人がいーーっぱいいる。来る日も来る日もいろんな国の旅人と、すれ違う。
ロシア語ペラペラなアメリカ人夫婦、チュニジア人×スペイン人でドイツに住んでる日本のアニメ大好きカップル、南アフリカから北上して半年でここまでたどりついたカナダ人、泣きじゃくる幼子を相手にビーチでものすごいスパルタ水泳訓練を繰り広げるロシア人一家、アンマンでアラビア語を勉強しているイタリア人学生、カイロでアラビア語と国際政治を勉強しているアメリカ人(!)学生、お気に入りのBMWのバイクで中東とアジアをずっと旅しているオランダ人のおっさん、世界一周中のイタリア人×ブラジル人カップル、ムダに騒々しいトルコ人男子学生グループ、シンガポールの病院でつきあい始めた中国系オーストラリア人医者×シンガポール人看護婦のカップル、プログラミングの仕事を遠隔でしながら旅し続けているインド人、イタリア人バックパッカーという希有な生き物にも初めて遭遇。そしてたくさんのフランス人、韓国人、日本人。
これまでのアジア、ヨーロッパの旅の8ヶ月間、今まで一人もアメリカ人に出くわさなかったのだが、中東に来て、いきなりアメリカ人旅行者にたくさん出くわすようになった。エジプト、ヨルダン(そして行ってないけどたぶんイスラエル)にはアメリカ人の旅行者がうようよいる。ところがそれが、シリアに入ると突然また姿を消す。アメリカ人にとって、シリアは危ない国らしい。というかいけない国なのかも。イスラエルへの渡航歴があると、シリアには入国できないのだが、その関係でビザがとりにくいのかも。知らんけど。


えーと、、なんだっけ、あそそ、本日は、クラック・デ・シュバリエ(Krak des Chevaliers)にご案内いたしましょう。シリア西部にある十字軍の城です。


ラピュタのモデルになったという噂がある。
シータとパズーが龍の巣に突っ込んだ後、目が覚める場所。
あー、確かに、ぽいぽい!、とおもわずひとりごつ。



なだらかな丘が広がる。なかなかにいいところだ。


ぬぅ、これは、、、Tetris!しかもゲームオーバー!と一緒にいった女子がはしゃいでいた。


丘の上にそびえるこの城は遠景からみても美しく、いかにも「落とせなそー」な感じッス。これみてよ!→allabout

いい風が吹くんだよなぁ、この城。
あー、もっかい行きたいなあ、ココ。

しかし、なぜか庭で、あの、巨神兵の、あのうつろな、ぴ、ぽ、ぱ、というさびた電子音がほんとうに聞こえたような気がしたのだけど、誰かのいたずら?うーん、いや、誰もいなかったし。。うーん。。。。うーん。。。


シリアに行ったら絶対見ましょう、クラックデシュバリエ。超オススメ!

2 件のコメント:

  1. 綺麗ね、本当に世界は広い。
    早く櫻をおぶって私も行きたい。南米はいくのかな?
    ケープタウンは本当に今までと桁が違うくらいの防御心でね。

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  2. >ぼりさん!
    あーーもう!櫻付きジョイン大歓迎。
    南米いくっすよー!2月からの予定です。
    まずはウユニを見に行こうと思ってます。
    そのあとたぶん5月くらいから、アフリカ各国、のつもりです。
    実はその合間に、イタリア行きを目論んでたとこなんですが、その時は是非旅立たないで、イタリアにいてください。。

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