2011年4月28日木曜日

TOKYO

あーえーてんき

2011年4月27日水曜日

ペスカーラのさくら

イタリアはペスカーラに住む友人宅に押しかけるの巻。

イタリアマダムの井戸端会議。ちびっこの名前は櫻。

だんなはんは寿司屋!ペスカーラで寿司じゃー。

なんかものごっつい藤が満開のどこぞのアパートメント。

今回のイタリアはペスカーラの友人訪問とその友人&ちびっこと一緒にパドヴァまで旅してスクロヴェーニ礼拝堂を見に行くという目的。
この地味でこぢんまりした建物の中はジオットーのフレスコ画で埋め尽くされているのだがとくに天井の星がカンワイーのだ。

徳島にある大塚国際美術館という、だいぶクレイジーな美術館で中が完全再現されているのでそっちもどうぞ。
こんなかんじです
パドヴァのホンモノは撮影不可でしたが、大塚国際美術館はローマのシスティーナ礼拝堂まで実物大再現しちゃったというマジではんぱない美術館なので万が一徳島においでになるようなことがあったら是非にもご訪問くださいませよ?


もう一つパドヴァのお気に入り。Palazzo della Ragione。
街の広場にある建物で、1階はマーケット(今も)、2階はかつて法廷として使われていたそうな。

どどーんと体育館みたいな広さのホールの壁一面に、占星術モチーフのフレスコ画 by ジオットー。かわゆすぎ!
この天井もかつて空を模していたらしく、7,000個の星がまたたいていたんだとよ!復元してほしいなあ!

テラスから広場を覗く。

ベネチアが近いのでついでに寄ってくる。

なんかもーベネチアって。。。


さて、ローマから飛行機にのって次は日本だよーん。
ピザ食らって帰るとする。


日本の桜は2年逃しましたが、ペスカーラの櫻を拝めたのでよしとします。

このあとしばらく東京にいると思いますー。みんな遊んでー。

2011年4月25日月曜日

魚魚魚~

世界でいちばん飯のうまい国、日本、そしてイタリア。

2011年4月23日土曜日

春をかすってくる

ブラジルのあとは、息抜き定番のオスロ。
彼の地と世界各地のコネクションの良さは以外と知られていないがオスロは爆安RyanAirの恩恵か何かしらんけど、世界中どこに行くにもフライトが安いんだよ!
RyanAirはあのやんちゃでてきとーで超先進的な合理性と過激な安さでもって私の大好きなエアラインである。ま正直、着陸のたびに軽く恐怖ですけど(笑)
着陸したら乗客どうし、We survived! なんつって冗談をいいあうのがこのエアラインの定番です。


さてそんなオスロ、ちょうど冬から春へ移り変わる、日本でいうと2月末ぐらいの感じ。ついたころはまだマイナス5度ぐらいまでは冷え込む感じだったが。

徐々に陽気になってくる。

日なたとオスロ人。切ない片思い。
あちらにいらっしゃるツルツルしたおじさんが、頭に日焼け止めを塗り込んでいるのを目撃してしまいました。なるほど、そうなるとそこにもぬらなあかんのか、とみょーに納得。


日向の枯れ草のうえでねそべってビール飲む。
毎度のことですいませんけどノルウェーのビールはクソまじーので、私の定番は、この、イギリスからの輸入ビール、その名も「PROPER JOB」。必ず酒屋にいつもおいてある。そして名に恥じぬ、だいぶいい仕事してます。Powerfully hopped、すよ!


あちらにはなにやらシリアスな面持ちで話し込む兵隊さんとその彼女。
じろじろ盗み見てたら、「お前、公共の場所でビール飲んだらあかんのやで!」と兵隊さんに怒られた。ノルウェーは公園とか海辺とかでビール飲んではいけないのである!しぇー!シランかった。


オスロを後にする直前になってついに春はやってきたようです。いつもの墓地。



あー、こころおきなくぼーっとした。

2011年4月20日水曜日

ブラジルの海岸ドライブ

ブラジルという国は、超多様な人種構成であらゆる顔立ちの人がいるからどんな人だって紛れこましてしまうふしぎなところ。
あのアノニマス感は新宿と似ている。


そんなブラジルの最後はマセイオという海岸沿いの街だったんだがマセイオに到着する飛行機の上から、南北に延々とのびる熱帯カラーの美しい海岸をみてこれはレンタカーしてドライブするっきゃねーなと思ってそうすることにしたら果たしてそれは大正解であった。
ぷりっとしたお尻のおねえちゃんが戯れる都会のビーチと、誰もいないひなびた田舎のビーチと、両方が楽しめます。








あー、ビールが安くていい国だった。
このあとまたノルウェー。そしてそのあとイタリア。

2011年4月18日月曜日

クリスティーナ

引き続き、パンタナールについて。今回はひょんなことで仲良しになったブラジルはパンタナールのおばちゃん、クリスティーナの農場に拉致される一部始終です。

彼女はコルンバっつー街でゲストハウスもやっているんだが、たまたま私がその街をとおりすがったときに、たまたま私がそこに泊まって、たまたま私がアイロンを借りてぶしゅーんぶしゅーんとウェットな洗濯物を無理矢理かわかそうとしていたときに、たまたま私が広告の仕事をやっていたという話になって、そうしたらもうあれよあれよという間に話がまとまってしまったのである、拉致の。
これから日本人の旅行客をもっと増やしたいのだそうで、私がなんやかんやと役に立つとでも思ったんでしょーか、、、しかしあなたはタダシイッッッ!!!というわけで、マーケティング的お手伝いを約束するかわりに華麗なる大農園にてへらへら接待に預かってきました。
長く旅を続けていると、オイシイはなしをかぎわける嗅覚ばかりがめっぽうとぎすまされていくような気がしますが、そのぶんたくさん失敗もしているのでまーよのなかそー優しくもありません。


クリスティーナの農場は、パンタナールのど真ん中にある。
パンタナールで農場を運営しているファミリーのなかでも最古参だそうな。
曰く、サンパウロ市と同じだけの広さだそうです。まじかよ!と思ったがパンタナールじたいが、フランスの半分の面積らしいので、あながちうそではないのかもしれません。とにかくブラジルという国は日本にいると遠すぎて想像が難しいと思われますが中国とそう変わらないほどの面積をもつ広大な国なのです。


さてこの大農園、大パンタナールのど真ん中に位置するがゆえに、雨期には陸路で到達できない。パンタナールっていう場所は雨期になるともうびちゃーっと、それこそびちゃーっと、ええもうびちゃびちゃーっと全部水没するんです。
それが前回の記事でご覧いただいた空撮写真たちでありますけども。
そんなわけなので、彼女の農園に限らず、多くのパンタナール大農園は雨期にはまさしく陸の孤島になるんだそうな。聞いてみると、3月~6月の4ヶ月間くらいとのこと。

さーそんなわけで、わざわざ私だけのために手配したセスナで、わざわざ私だけのために手配した英語の話せる専属ツアーガイドとともにパンタナールにレッツゴー!です。


ガソリン満タンにしてでかけるべし!

1時間ほどのフライトで到着(車だと10時間かかるらしい)。えーとこやないか!さらに興奮。

お迎えは旦那さん、ハモン。御年80ナンボ、だそうなよ。
この大農園はおよそ100年前、ハモンのじーさんの代に切り開いた農場らしい。

これ滑走路。滑走路着いてる家なんて始めてみたんすけど。

ついてみてわかったんだが、道路が通じてないだけでなくって、電気も水道も来てなかった!
自家発電(夜の18~21時だけ稼働)と、自家浄水施設でよろしくなんとかやってるようです。

「ペット」のアリクイ、だそうです。意味わかんねー。

まじでペット。フェリペ君だそうです。

握手に挑戦。こわすぎる。

とりあえずメシ!ここは電気と水だけでなく、食料も猛烈に自前。肉、乳、卵、魚、野菜、果物、とにかくなんでもかんでも全部 from my のーえん!
まずは豪勢に猪のリブロースト!(もちろん農園にいるヤツ)
黄色い兄さんはツアーガイドのロジェリオ。

うますぎる肉!肉肉!


ブラジルの食事は、毎食かならず豆の煮たのとご飯がいっしょである。

チーズも自家製。

庭になってるスターフルーツのシロップ煮。果物も私が庭でお目にかかっただけで10種類以上ははえてたと思う。。

ただしレタスやらトマトは雨期はさすがに無理だそうです。街場コルンバからの差し入れ。

昼ご飯で腹一杯になったらちょっと散歩。これはバニラビーンズだそうです。

フェリペは昼寝。何がどうなっているのかよくわからない体勢。

クリスティーナも昼寝。正しい姿勢だ。

木の根本にいるのはさっき食べた猪君の仲間だろう。

七面鳥もいるのか。。。

あ、農夫のおっさん。牛の皮もってどこ行きまんねん。

どこもかしこも水浸し。
こういうところを歩くのは長靴でも、かかと付きサンダルでもいけない。やわなスニーカーでもいけない。
水面下は魑魅魍魎なので地面をしっかりつかめるトレッキングシューズでざぶざぶ入っていくのがよい。

あ、牛くん。ちわー。

日が暮れてしまったのでおうちにかえろう。


あカエル。

これはポルトガル語で「夜咲き朝とじる」という意味の名前を持つ蓮の花。
昼間その辺でがっちり閉じていたつぼみを見つけたので、持って帰って夜ホントに咲くかどうか検証したところちゃんと咲いてくれました。そして朝閉じた。えらいねー。

さて夜明け前。部屋の窓から。日没とともに寝て日の出とともに起きる感じなので、むやみに早起きになります。

起きたらとりあえず乳搾り。私もやってみたが無理だった。むつかしい。

しぼって即飲む。猛烈にうまい。
ここんとこまでごらんいただいてだいたいおわかりいただけるかと思いますがこの大農園の家畜はなにもかもすべてが野放し。
唯一囲うのは子持ちの乳やり中の牛。ミルクとるため。
(ちなみに牛は2,000頭近くいるらしい。ちなみに馬は50頭ほど。ちなみにあと羊が何百頭かと、豚(というか猪?)が何十匹かと、あと鶏が何十匹かとかそんな感じだそうです。ネコは1匹!)


さて午前中は馬にのってちょっと遠出。
馬のまわりにはいつも犬だらけ。
なぜだ。仲良しなんだろうか。

こいつは私のお気に入り。タイガー。勝手にネーミング。虎柄してるから。

待って~。

待ってまって~。

あ、非番の馬。

はい皆様ご覧くださいませー、これアリです、アリ。水攻めから必死に生き延びようとしているんですが果たして彼等の運命やいかに。。。

水にうかぶ葉っぱの上で。。。

あぁっ、お前は、、、

馬的には完全にシカト。
ところで馬って仕事中にもかかわらず途中で勝手に立ち止まって勝手に草食べはじめたりするんだが、「ああ、道草ってこっから来てるんだ」というのをものすごい実感とともに発見した。
私の乗った馬はとにかく道草がだいすきで、しょっちゅう立ち止まるのでしょっちゅうおいて行かれる。なめられてはいかん、とケツをどつくとしぶしぶまた仕事にもどる。

待って~。

ボートに乗り換えて釣りをするという趣向。

そんな風に撮ってると落ちるよ、ロジェリオ。

しかしこの日は収穫無し。

2時間かけて釣り場に行って、なにも得られずまた2時間かけてとぼとぼかえる。

帰路、前の馬のケツをみて、リオのカーニバルのおねえちゃんの完璧なおケツたちを思い出す。

仕事終了。いぇい。

いぇーい

っと

ランチはなんかの肉の腸詰め。もちろん自家製。

これなんだかわかりますか。カシューの実です。シロップ煮。カシューナッツの。
カシューナッツとして食べるのは、この写真の緑色のところの中身。→うぃき

サトウキビとミルクを混ぜただけのデザート。むやみにうまい。

グアバ。

ジュースにして飲む。むやみにうまい。

また庭にへんな鳥が来ている。ありえへんような鳥がうじゃうじゃ遊びにくる。

ハンモックにはロープを装備。揺らすため。

「でへへへへぇ」とカエルを2匹ぶら下げて現れるクリスティーナ。
いらないですから!

むっすー

夕方に、家の前の池でじーさんと一緒に釣り。ピラニアと鰯が釣れる。
2時間かけてでばった川では何もつれなかったのに、こっちは入れ食い。

風であそぶわけのわからんなんかの鳥。

夕景色が美しいのだ。

まじで。

ピラニアは、食われるのではなく、食うのである!

アセロラゼリー。

じーさんの帽子でおどけるクリスティーナ。明日はおわかれ。寂しい。

明日のパンを焼いたらおやすみです。

南十字星だーっ!

以上、クリスティーナとハモンのぱねー大農園、パンタナールのクアトロカントスでしたっ。

おしまい。